妊娠糖尿病になったら?気になる数値やインスリン使用のタイミングについて
ひょえー!妊娠初期で「妊娠糖尿病」と診断。
自分がまさか「糖尿病」になるなんて思ってもいなかったのでその事実を聞いた時は頭が真っ白になりました。それからのことを紹介。
妊娠糖尿病の基準は?
実は、遺伝が原因で小学生から「尿糖」が出ていた私。
でもそれ以上の問題はなく、普通の生活を送っていました。妊娠してからの血液検査や尿検査で、やっぱり「尿糖」が出ており、検査結果を見て先生も「あれ?」となり再度検査をすることになりました。
血液検査の結果、血糖値とHbA1C(ヘモグロビン・エイワンシー)ともに高く、空腹時の血糖値や食後の血糖値などの検査をする前に「糖尿病」と診断されたわけです。
妊娠糖尿病の診断を受けた私は、そのまま「産婦人科」の隣にある「糖尿病内科」に案内となり、その後出産まで定期検診の時は「産婦人科」と「糖尿病内科」の2つを受診することになります。
出産前は2つの科をはしごしないといけなかったから大変だったけど、出産後は、「産婦人科」の先生はもちろん「糖尿病内科」の先生もお見舞いにきてくれてWで嬉しかったよ。
妊娠糖尿病の原因や治療方法は?
妊娠糖尿病の原因の詳細は「肥満」や「35歳以上の高齢出産」も挙げられるようですが、やはり「遺伝」や「体質」が大きいようです。
両親に「”妊娠糖尿病”になっちゃったんだ…」と話したら、親も責任を感じたのか「申し訳ない」と親が謝られてとてもきまずかったです。
同じ姉妹でも妹たちは全く問題なく妊娠、出産したんだ。だからこれは私の乗り越える壁だと思って取り組むことにしたよ。
妊娠糖尿病の治療方法は?
治療方法は「一に食事、二に食事、三に運動」です。
「妊娠糖尿病」と診断されたら、まずは血糖値を測って記録することから始まります。
血糖値を測るキットを渡されるので、食後に自分の血糖値を測り、食後2時間後の血糖値が120を超えないように食事をとる!シンプル!これだけ!
自分の指を針で刺してから、血を出し血糖値をはかります。
そしてノートに記入していきます。
インスリンを打つタイミングについてですが、
糖尿病内科の先生からは、「全体の数値のうち1/3が、120を超えたらインスリン注射を打ちましょう。」と言われました。
つまりインスリンを打つタイミングは日々の血糖値と、定期検査での数値で判断されるわけです。ただ胎盤ができる30週ぐらいまで血糖値は徐々に上がっていくのが自然なのだそうです。
インスリンなんて今まで打ったことがないので、「インスリンが怖い!血糖値が上がるのが本当にいやだ!」と当初恐怖でしかなかったのですが「どんなに食事療法に励んでもインスリンを打たなきゃいけない時は打たなきゃいけないんだよ。」と先生に言われその言葉で「打つ時は打たなきゃいけないさ!」と覚悟ができました。
妊娠糖尿病の食事は?
妊娠糖尿病がわかってから出産するまでは、40歳にして人生初めて自分の食べるものについて真剣に考えた時期でした。
妊娠中は、激しい運動はできない上に体調によって食べてすぐ寝てしまう時もあったので、とにかくどれだけ血糖値をあげない食事をするのか…がとても大事。
最初はその食事内容すらよくわからないので本を購入することから始めることにしました。
基本的な妊婦さんのための食事内容の他にも、貧血対策や、妊娠糖尿病などの症状別の食事も書かれているこちらの本を選びました。
また病院で、管理栄養士さんから栄養指導も受けました。
本を読んだり、管理栄養士さんの指導をもらって食事に対していろんな知識が入ったわけだけど、実際血糖値を上げずに栄養面を考える食事を毎回取り組むのはとても大変だし、体がきつくてなかなか作れないこともありました。
そんな時には外食することで負担を減らせただけでなく、リフレッシュもできます。
また、もともと甘いもの大好きなのでどうしても甘いものが食べたい時は、手作りスイーツで乗り越えてました。
さらに、ローソンの糖質制限中も食べられるパンにいろいろ助けられています。
ご飯に対してはかなり制限されていますが、その中でも工夫次第で美味しいものを作れたりした時は幸せを感じるなど今までにはない経験をしました。
妊娠糖尿病を乗り越え無事出産!
結果、インスリンを最後まで使うことなく無事に出産しました。
体重が妊娠後期まで増えなかったことも良かったみたい。
食事療法だけでなんとか出産まで過ごせたことを嬉しかったし、先生をはじめ周りの方のおかげで無事に出産できたことに感謝してもしきれないぐらいです。
出産後は、「糖尿病内科」の先生ともお別れしましたが、実は別の病院で血糖値もヘモグロビンの数値も測ったところやはり高めだったので食事には気をつけています。
食事に気をつけていると言っても妊娠中ほど厳格にはやってないよ。でも年齢のことを考えるとしっかり食事も管理しないといけないとと思っている今日この頃…
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。