妊娠糖尿病は糖尿病とは違う?周りの反応やお医者さんのアドバイス
「妊娠糖尿病」だと診断されて食事に気を使っている中、困っていることの一つに「ご飯会」があります。
その時に正直に「妊娠糖尿病」ということを告白するのですが、その時の反応は様々…今回は周りの反応とそれに対して自分を保つ方法を紹介します。
『妊娠糖尿病』だと告白した時の反応は?
「一緒にご飯を食べに行こう!」となった場合、私は正直に「妊娠糖尿病って診断されて糖質もかなり制限しているので普通にご飯食べられない」と誘ってくれた友達に言います。
その告白をするといろんな反応が返ってくる。
実際に「妊娠糖尿病」を経験したママや、知り合いのママが「妊娠糖尿病」だったというママはある程度理解をしてくれて心強いです。
一方で、知らない人はびっくりされます。
『妊娠糖尿病』を告白し涙したエピソード
ある日、イベントを計画中に結構信頼していた男性に「妊娠糖尿病」のことを告白しました。すると返ってきた反応が…
「高齢出産だからや!おばさんやもんな!」
まさかそんなことを言われるなんて思ってなかったので最初はちょっと受け入れられませんでしたた。その後も何度も繰り返し「高齢出産」のことを言われ、最終的に泣いてしまったほどひどく傷つきました。
「高齢出産」が原因で「妊娠糖尿病」になる可能性は0ではないものの、主な原因は「遺伝」とも言われています。しかし、そのことをズカズカと気にしている本人に言うデリカシーのない人がこの世の中にいるのか…とびっくりしたのと同時に「地獄に堕ちろ」と本気で思いました。
さらに面倒だったのが、父からのリアクション。
父は私と同じく「遺伝」からくる「糖尿病」で「糖尿病治療」をしています。
その遺伝が私に引き継がれてしまったと責任を感じたらしく、しつこくしつこく症状や、数値などを電話で聞いてくる。
そしてその原因を自分の解釈でアドバイス。
心配してくれるのはとても伝わってきたのですが、正直「ありがた迷惑」です。
『妊娠糖尿病』は『糖尿病』の概念とは違う
父親が言っていたこと(心配していたこと)を要約すると以下のことを言われました。
- 今まで甘いものを食べていたからなったのではないか?
- 美味しいものを食べ過ぎていたのではないか?
- インスリンを打ち始めるともうやめられないからできるだけ打たないほうがいい。
- できるだけご飯などの糖質を食べないほうがいい。
でも、実際病院の先生に聞いてみると、「糖尿病」と「妊娠糖尿病」の治療はちょっと違い
- インスリンを始めたとしても、出産後やめることはできる
- 妊娠中夜の間に赤ちゃんに栄養がいくので、夕ご飯の時は糖質はとったほうがいい
- そもそも今まで甘いものばかり食べていたからなったわけではない
実際ネットでも意外と妊娠糖尿病の内容で結構違う情報が書いてあることもあり、先生自体もネットの情報に左右されてしまう妊婦さんに対して悩ましいと話されていました。
『妊娠糖尿病』と向き合って無事出産!
その後、しっかりと食事コントロールや運動をしながら結果的にインシュリンを打たず無事に出産しました。
無事に出産できたせいか、それとも育児にてんてこまいしているせいか、出産前にあれだけ傷付けられた男性に対しても、面倒臭い自分の父に対しても特別何も思わなくなり、今まで通りの付き合いをしています。
母親になると強いと言いますが、出産の大変さを乗り越え、意識が完全に子供に向いてしまっている今となってはどうしてあんなに悲しいと思ったのだろう…と思うほどどうでもいいエピソードになりました。
『妊娠糖尿病』で出産して思ったこと
妊娠中はとにかく食事に気を配っていたので、夫の炭水化物たっぷりの食事を作りそれを美味しそうに食べるのを見た時のイライラや、食べたくても食べられない腹立たしさは言葉にならないものがありました。
しかし、今となってはもういい思い出。
あの時がんばった自分を褒めてあげたいのと同時に、その経験が何よりも自分のためになったのではないかと思えるまでになりました。
もしかしたら『妊娠糖尿病』になったことを告白すると周りからいろいろ言われるかもしれませんが、所詮他人がその時思ったことを言っているだけで当事者は自分であり、出産するのも自分です。
周りに流されることなく穏やかな妊娠期間を過ごせますよう心よりお祈り申し上げます。最後までお付き合いいただきありがとうございます。