警固断層の危険エリアは?福岡市の震度予想マップ&いつごろ来るのか調べてみた
2024年元日に能登半島を襲った大地震は最大震度7を観測し、津波も発生しました。この地震を通し、「福岡も危ないのではないかな?」と危機感を持ちました。
というのも、福岡には地震を引き起こす危険な2つの断層があるからです。
福岡市の地震を引き起こす警固断層とは?
福岡には2つの断層があり、津波を起こす可能性のある「西山断層」
そして、福岡で1番地震動が大きくなる危険性が高いと言われているのが「警固断層」です。
そして今回紹介する「警固断層」は、玄界灘から筑紫野市までのびる断層のことです。
西方沖地震は警固断層が原因
2005年に起きたM7.0の「福岡県西方沖地震」は、玄界灘にある断層帯の北西部が動いたことで引き起こされた地震です。
この地震では玄海島で家屋が倒壊する他、福岡市内でもガラスが割れたり電車が止まったりとかなり混乱しました。
この日は、58本の列車が運休、99本の列車に最大316分(5時間ちょっと)の遅れが生じたよ。
一方で「警固断層」の南東部分はそのまま残っており、ここが動けば2005年とは比べものにならないほどの揺れが福岡市を襲うと言われています。
警固断層の危険エリアを紹介
警固断層の地震によって自分が住んでいる場所が一体どのくらい揺れるのか気になるところです。ここでは福岡市の「揺れやすさマップ」をもとにそれぞれの区ごとの揺れやすさを紹介します。
博多区の震度予想マップ
博多区は、中洲川端あたりを中心に揺れが強く震度6以上の揺れが予想されます。
東区の震度予想マップ
東区では、西戸崎駅を中心に揺れると考えられています。
中央区の震度予想マップ
中央区は警固断層が通っている西鉄沿線が要注意です。
南区の震度予想マップ
南区も西鉄沿線上の「大橋駅」「高宮駅」「井尻駅」などが強い揺れがあるようです。
城南区の震度予想マップ
城南区は鳥飼小学校区域を中心に注意が必要です。
早良区の震度予想マップ
早良区は百道浜小学校あたりを中心に揺れが大きいようです。
西区の震度予想マップ
西区は姪浜小学校を中心に揺れが強いようです。
※「揺れやすさマップ各区版パンフレット」は情報プラザや、区役所市民相談室・住宅都市局建築指導部建築物安全推進課でもらえます。
警固断層が原因の地震はいつごろ起こるの?
警固断層が原因の地震がいつごろ起こるのか気になるところですが、福岡市役所や、専門家の話によると「いつ起こっても不思議ではない」と言います。
その理由の一つが、警固断層帯の地震の周期は、3400年~4000年で今がちょうど満期に当たるからです。
活断層には、繰り返し地震が起きる性質があり、発生間隔を調べることで次の地震がある程度予測できると考えられています。
それをふまえて警固断層の発生間隔はどうなのか調べてみると、約8000年前と約4000年前にマグニチュード7クラスの地震が発生したと推定されています。
つまり、警固断層は4000年の周期で大地震が発生していることがわかっており、前の地震から約4000年たった今、次の地震が起きやすい時期に当たるというわけです。
また、地震調査研究推進本部はこれまでの調査研究の結果から今後30年以内に地震が発生する確率を4つのランクに分けて公表していますが、警固断層は最も高いSランクに認定されています。
地震の備えは大丈夫?
私自身も調べていて怖くなってきました。
まさに「不安」でしかなく、気持ちがソワソワしていますがとりあえず今できることといえばしっかり備えること。
だいぶん前に防災セットを購入しているので、こちらの中身を再度確認し足りないものを買っておくことから始めたいと思います。
また、地震で被災した方の話を聞いていると、「電気・ガス・水道があれば…」とどの方もおっしゃっていたのが印象的でしたが、ポータブル電源を持っているとかなり心強いです。
スマホが充電できるというのはとてもありがたいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。