映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』感想&ネタバレ
2021年にアマゾンプライムでじわじわと人気となり、ひろゆきさんを始めいろんな方が大絶賛したていた『オッドタクシー』が映画となって2022年4月に公開されました。
去年私自身もはまり、この映画を見るためにアマゾンプライムを再度見直し、オーディオドラマも聴きなおして今回映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』に挑みました。
結果を先に言ってしまうと…アマゾンプライム見直さなくても十分楽しめる内容でした。
今回は、その映画「オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』について紹介します。
映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』のあらすじ
映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』のあらすじはほぼアニメ『オッドタクシー』のあらすじですが、例の事件に関することをインタビュー形式で人(動物)の証言を通して解明していきます。
_____ここからネタバレ
※ まだ映画を見ておらず楽しみにされている方は自己判断でお願いします!
映画では、女子高校生の三矢の遺体が発見され、ミステリーキッスの会見が始まる前の日に遡ります。(このインタビューの時点では、まだ犯人はわかっておらず、二階堂たちが遺体を捨てたこともわかっていません。)
そして、(先ほども紹介したように)インタビューの証言を通して、例の事件のことや小戸川について物語が進んでいきます。
証言した人物(動物)
・小戸川(タクシー運転手・セイウチ)
・白川(看護師・アルパカ)
・剛力(病院の先生・ゴリラ)
・樺沢(youtuber・カバ)
・タエ子(女将・うさぎ)
・大門兄(警察官・犬)
・大門弟(警察官・犬)
・柴崎(ホモサピエンス芸人・猪)
・二階堂(ミステリーキッス・犬)
・和田垣(ミステリーキッス・黒猫)
・田中の同級生(カピパラっぽい動物)
・ドブ(チンピラ・マンドリル)
・柿花(小戸川の友人・猿)
・山本(マネージャー・キツネ)
映画を見て覚えていた人(動物)を羅列しているので抜けている人がいるかもしれません。
展開自体はアニメと同じなので、アマゾンプライムでアニメ「オッドタクシー」をみた人とってはもう一度見せられている感があります。
しかし、今回のインタビューを通してそれぞれの思惑や、思考などがはっきりわかり全体的な物語の輪郭がはっきり見えてきます。
しかし、私の大好きな長嶋くんのくだりはザックリ削除されていたのが残念でした。
そして、「ミステリーキッス」のインタビューからは完全にアニメ重なりますが、ラスト5分に衝撃の展開(後日談)!で終わります。
映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』で判明すること
今回映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』を見て、良かったのはアニメを観ていた時のモヤモヤをスッキリさせることができたことです。
今回の映画を見て判明することは以下の通り。
- 白川(アルパカ)が初めて小戸川(セイウチ)に近づいたのはドブ(マンドリル)に言われていたから
- 白川(アルパカ)はドブ(マンドリル)と小戸川(セイウチ)が会った日を知っていてわざと小戸川(セイウチ)に連絡した。
- 大門兄(犬)がドブ(マンドリル)に協力した理由はお金
- 田中が大事にしていたズーデンの「ドードー」はたいしてレアキャラではなかった
- 和田垣(猫)が小戸川(セイウチ)のタクシーにGPS付きスマホを最初に仕込んだのはタクシーを乗り換えた時にたまたま田中(猫)に頼まれたから。
さらに、映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』ではアニメに登場しなかった田中(猫)の同級生が登場していますし、柴垣の同僚でもある花音や玲奈も登場するなど新しいキャラも出てきます。
そして、今回の証言を通して、柴垣の同僚でもある花音や玲奈は田中の同級生であることが判明していき、より複雑な人間関係となりますが、それがスッキリまとまっていました。
映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』を観た感想
アニメ『オッドタクシー』を3回見た後に、この映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』を観た感想を最後に紹介します。
「編集が素晴らしい!」
初めて映画で『オッドタクシー』を見る人にもわかりやすく、すでにアニメを見た人でも新鮮さを感じさせる絶妙編集の仕方と構成はただただ感心しました。
さらにラスト5分の後日談とエンドロールで、アニメで気になっていたことが全て回収され、心地のいい落ちどころにおさまっており、スッキリしました。
と同時に優しい気持ちになることができました。
ちなみに最後の最後に実写がパッと出て「ん?!」と謎に終わったのが気になる部分ではありましたが、終わったのと同時に拍手がわき起こり映画館全体に一体感がうまれた内容になっていました。
映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』の楽しみ方
アニメと映画、そしてyoutube(ラジオ)と全てを見尽くした者として、初めてこの『オッドタクシー』をみる方のための楽しみ方を紹介します。
アニメ『オッドタクシー』をみた方は、映画中盤までと、ラスト5分を存分に楽しめます。
一方で、アニメ『オッドタクシー』を見ていない方は、映画を見た後にさらにアニメを見て楽しめんでほしいです。
ちなみに、映画でもちょこちょこ出ていた幸せのペンの存在を知っているとさらに楽しめるので、映画が良かったと思った方はアニメ『オッドタクシー』と同時並行でyoutubeでアップされているオーディオドラマも聞いてみて下さい。
つまりは、映画、アニメ、ラジオと全部見尽くしてほしい!
映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』を観た後の謎
そして、映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』を観た後にはさらに謎が深まったものを紹介します。
インタビュー中の後ろのお客さんが怪しい
インタビューされている後ろには、他の人が映り込んでいます。
その後ろの人ももちろん動物なのですが、白川(アルパカ)のインタビューの時、時に人間(女の子)だったり、時におばあちゃんがうさぎの耳だけつけているみたいだったりしています。
これはどういう意味がなのでしょうか…
白川はどうして小戸川の居場所がわかった?
小戸川(セイウチ)が山本(きつね)に首を絞められている時に白川(アルパカ)が駆けつけて助けますが、どうしてその場所がわかってタイミングよくそこにいたのか?!ということについて、白川(アルパカ)は言葉を濁しています。
どうしてその場所がわかったのでしょうか?
最後の実写はなんだったのか?
エンドロールが終わった後、実写がばっと出てきます。
探偵事務所で、今回インタビューした内容がパソコンに表示
その実写にする意味は?
映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』観てみて!
アニメ『オッドタクシー』を観てからその内容に引き込まれた後の映画化ということで、とても楽しみにしていた映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』は、途中少しアニメと重複しだるい部分もありましたが、最後の最後に全てを満足させてくれた映画でした。
推理好き、動物好き、伏線回収好きな方はぜひアニメから入って、映画『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』を観てもらいたいです。
今回も最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。